ケータイのかたち

今でこそ主流の折りたたみケータイですが、昔はストレートタイプがほとんどで、折りたたみ型が出たのは最近になってからのことでした。また、もっとさかのぼれば、携帯電話とは片手で持つのが困難なほど大きく、今のようにスリムなものはなかったのです。それからどんどん電源や液晶の薄型化技術が進み、今のように手のひらサイズやカード並みの薄さを実現した夢のようなケータイが誕生したのです。そしてデザイン性、機能性にこだわりをつけ、様々なタイプのケータイが登場しました。


ストレート

ストレートタイプのケータイは、今ではあまり目にすることはありませんが、当初はこのタイプが基本でした。最近では簡単ケータイや機能を絞ったスタイリッシュなビジネスケータイなどを中心に採用されています。取り出した時にすぐ画面が表示されているため、シンプルな使い方をする場合にはなかなか便利といえます。しかし、画面に傷が付きやすいことや、ポケットやカバンに入れた際に誤動作を起こすなどの問題点もありました。ただし、今ではロック機能などが付いているのであまり心配されてはいません。


折りたたみ

現在のほとんどのケータイは折りたたみ型です。以前はパカパカケータイと呼ばれたこともあり、ケータイを開くことでメインの操作が行えます。おかげでメイン液晶を傷つけることなく使用でき、ボタン部と液晶部を分けることで大画面の液晶を実現する引き金となりました。最近では開いた部分が回転するヒンジを設けていたり、サブ液晶で開かずに情報を確認できるなど、その利便性はどんどん向上しています。


スライド

続いてスライドタイプのケータイです。近年になってよく見かけるようになったタイプであり、出た当初はその斬新な機構に注目を浴びたものです。全面に大きく液晶を表示するため、傷が付きやすいのが難点ですが、それでもなお人気の高いタイプとなっています。折りたたみ機構と比べるとボタンが小さくなるのが特徴ですが、スライドさせずに操作可能なものも増えており、タッチパネルを搭載する機種も登場しつつあります。


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