携帯できる電話機
ケータイはなぜ携帯電話と呼ばれるのでしょうか。それは電話を持ち運んでどこからでも電話をかけることができるからです。しかし今では、昔のパソコン並みの機能を備えている機種も多く、もはや"携帯電話"と一言で言いきってしまうことはできないものになりました。
ネットサービスの始まり
もとよりメモ帳や電話帳などの機能は付いていましたが、初めて電話以外の機能が拡張されたのは、imodeの始まりからでした。それからezwebやJ-skyといったサービスが開始され、webの閲覧とEメールの送受信が可能となりました。これにより、メールが身近なものとなり、若者に大反響を得ることとなりました。
携帯の革新
次に登場したのが、カメラ機能でした。これは、J-PHONEのシャープ製端末が初めて搭載したのが始まりでした。出てすぐはその機能の注目度は低く、目立った印象はなかったのですが、シャープが続けて1台2台と投入すると、シャープ製の美麗なカラー液晶の効果もあいまって、爆発的なヒットを生み出すことになったのです。これに続くように各社もカメラ機能を搭載し、今や標準装備となり、画質はデジカメにせまる勢いとなっています。
未来へ
第3世代が登場してからもっとも目立った機能として注目されたのがテレビ電話でした。まさに未来のケータイと言わんばかりの登場に皆が驚いたものでしたが、今日その利用度は大変低いというのが現状です。
携帯する音楽
続いて、音楽機能です。ソニーから登場した初の音楽ケータイは、その機体の大きさから敬遠されがちなところもありましたが、斬新な機能に少なからずファンを魅了しました。それからしばらくは音楽機能を搭載したケータイは登場せず、auから着うた、着うたフルの登場を待つこととなりました。ここで、満を持してソニーが自社ブランドをひっさげ、ウォークマンケータイを投入します。これを引き金に、瞬く間に音楽ケータイも標準化されていくのでした。
さらなる機能追加へ
その他、赤外線通信や電子マネー、3Dや体感ゲーム機能など、どんどんケータイの機能は拡張されています。次に来るのはどんな機能になるのでしょうか。